何かしらの対象物を見本(モデル)にして、行動や発言を模倣する心理作用を意味する『モデリング』。
『モデリング』によって生じる3つの効果、メリットとデメリット、ビジネスシーンで生じる例、効果を発揮するシーン、
モデリングする手順について解説しています。
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『モデリング』とは?

何かしらの対象物を見本(モデル)にして、行動や発言を模倣する心理作用を意味する『モデリング』。
特に子どもであれば『モデリング』する・・・マネすることで、学習効果を得たり成長が促進されるようになります。
ビジネスマンであれば、自身が憧れる実績を出している成功者の行動や思考パターンを観察し真似ることで、その対象と同様の成果を得ることができたり、言動を近づけるようになります。
ちなみに、広義の意味としては『ロールモデル効果』が類似作用として挙げられます。
※『ロールモデル効果』の詳細については、こちらのページをご覧ください。
「手本・模範となる人物」を定義・提示することで、集団の活性化を促す『ロールモデル効果』。なぜ必要になっているのか、設定することによる4つのメリット、ふさわしい人物像や入社年数別・役職ごとの『ロールモデル』例、効果を発揮させるための手順について解説しています。
『モデリング』を提唱したのは?

古典的な「学習心理学」において、学習には自分自身で経験したり、他者から褒められて強化されることが必須であると考えられていました。
しかし研究が進む中で、自身が経験しなくても、モデルとなる人物を観察・模倣するだけで学習は成立するという「社会的学習理論(モデリング理論)」を、心理学者のアルバート・バンデューラ 氏が提唱しました。

ある実験では、攻撃的な行動をする大人を見た幼児は、攻撃的な行動を模倣する傾向が見られました。
この傾向は、周辺の他者だけに限らず、マンガやテレビなどの登場人物も「モデル」として影響を及ぼします。
『モデリング』によって生じる3つの効果

この『モデリング』には3種類の効果があるとされています。
- 観察学習効果
- 制止・脱制止効果
- 反応促進効果
観察学習効果

「観察学習」とは、お手本となる「モデル」の行動を観察し、新しい行動を学習することです。
会社の先輩が「5分前行動」しているのを見て、自分も同じように早め早めの行動を心掛けるようになる、というケースが例として挙げられます。
制止・脱制止効果

「制止・脱制止効果」とは、それまで実施していた行動をやめたり、逆にこれまで行わなかったことに取り組むようになる効果のことです。
例としては、社内の先輩が業務上のミスをしたのを見かけ、「同じ轍」を踏まないように心掛けることを「制止効果」、逆に同僚が「手を抜いている」仕事振りを見て、自分も手抜き行為をしてしまうのが「脱制止効果」です。
反応促進効果

これまで取り組んでいた行動をより頻繁に実行するようになるのが「反応促進効果」です。
元々自己研鑽として「TOEIC」の勉強をしていたが、同僚も勉強していることを知り、より一層取り組むようになるのが例として挙げられます。
『モデリング』のメリットとデメリット

『モデリング』によって生じるメリットとデメリットには以下が挙げられます。
- メリット:短期的に成果を出せるようになる
- メリット:思考パターンとともに「柔軟性」も身につく
- デメリット:『モデリング』の対象を詳しく理解できなければ効果が出ない
メリット:短期的に成果を出せるようになる

自分自身のゴールとする人を「モデル」として設定することで、到達すべき目標が明確になります。
さらに、すでにゴールに到達している人を「観察する」ことによって、達成するためのポイントを理解しやすくなるのです。
メリット:思考パターンとともに「柔軟性」も身につく

『モデリング』に取り組むことができれば、事あるごとに「(モデルとしている)あの人ならどうするか」と無意識に考えるようになり、思考パターンもトレースすることができるようになります。
デメリット:『モデリング』の対象を詳しく理解できなければ効果が出ない

行動や思考パターンを模倣していくためには、「モデル」となる相手をよく観察し、細かい動作や言動を一つ一つ見ていくことが求められます。
つまり、「モデル」の言動を鮮明にイメージできなければ、質の高い『モデリング』はできない、ということです。
ビジネスシーンにおける『モデリング』が生じる例

特にビジネスシーンにおいて『モデリング』が生じる具体的なケースとしては、以下が挙げられます。
- 「トラブル」の発生時や大事な局面
- 「代理強化」
「トラブル」の発生時や大事な局面

「モデル」となった対象の思考パターンなども自分自身に落とし込んでいく『モデリング』。
この『モデリング』を実践することで、業務上のトラブルが発生した場合や、重大な決断が求められる時に「(モデルとした)あの人ならどうするか」という思考が働くようになり、「モデル」と類似した視点で物事を判断できるようになります。
「代理強化」

日々『モデリング』を実践することで、例えば同僚が成果を上げて表彰される姿を「観察する」ことで、自分自身も同僚を模倣し成果を上げようと努力するようになり、またその同僚を賞賛するようになります。
『モデリング』が効果を発揮するシーン

コロナ禍を経て、クライアントとの商談や社内メンバーとのミーティングも「リモート」による画面越しでのコミュニケーションが増えました。
「出社回帰」が進んでいるとはいえ、コロナ禍以前よりもリモートコミュニケーションは続いていくと考えられます。

『メラビアンの法則』では、コミュニケーションは「視覚情報(表情や態度など)が55%、聴覚情報(声のトーンや話し方)が38%、言語情報(話の内容)が7%」という割合になっています。
リモート環境下ではコミュニケーションが「画面越し」になるため、表情や態度などの視覚情報は限定的になる分、声のトーンや話し方といった聴覚情報の影響力が増すことになります。
そのため、リモートコミュニケーションにおいては、「画面越しでも伝わる話し方」を取得する必要がある、ということになるのです。
そこで、リモート環境下においても成果を上げている人を「見本」にする『モデリング』をすることが効果的になるというわけです。
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この続きでは、実際に『モデリング』する手順について解説しています。
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