日々の仕事で抱えがちなストレスや不安を解消へと導く!?『カタルシス効果』

心の中にため込んだ不安やストレス、ネガティブな感情などを解放することで、安堵感や解放感を得る『カタルシス効果』
得られるメリットやビジネスへの活用例、自分自身 or 他者に対して効果を高めるためのポイントなどについて解説しています。

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『カタルシス効果』とは?

心の中に蓄積されたネガティブな思いを解放することで浄化される現象

『カタルシス効果(Cathartic Effect)』とは、心の中にため込んだ不安やストレス、ネガティブな感情などを解放することで、安堵感や解放感を得る現象を指します。

この『心の浄化作用』とも表現される現象は、自分自身の中で完結する場合もあれば、他者とのコミュニケーションによっても得ることができます。

由来・語源

ギリシア語の「浄化」が語源

この『カタルシス効果』は、ギリシャ語の「katharsis(浄化)」から派生した心理学用語で、心の中にある悲しみや怒りといった感情を吐き出すことで、心が軽くなることを意味しています。

哲学者のアリストテレスによって現在の意味合いに変化した

そして、古代ギリシャの哲学者であるアリストテレスが著書『詩学』の中で、「悲劇が人の心にある苦しみや悲しみを呼び起こし、その感情を浄化させる効果」と解釈したことで、それ以降、「魂の浄化」「精神的な浄化」という意味で、心理学だけでなく精神医学やカウンセリングなどでも使われるようになりました。

福祉の現場で欠かせない「傾聴」

相手を理解するとともに信頼関係の構築や問題解決の糸口を見出す

福祉の現場で必要とされるコミュニケーションとして「傾聴」というスキルがあります。

サービスの利用者など相手の話にじっくりと耳を傾けて、その言葉や感情を「ありのまま」受け入れる「傾聴」をすることで、信頼関係を築くのと同時に、相手の抱える問題解決や心のケアにつながります。

この「傾聴」は、『カタルシス効果』を得る・促進するための重要な要素と言えます。

『カタルシス効果』がもたらすメリット

代表的な『カタルシス効果』の4つのメリット

『カタルシス効果』によって、さまざまな効果を享受することができます。

  • 「脳の快楽」を得られる
  • ストレス解消の効果
  • 「QOL」が高まる
  • 信頼関係が強まる

「脳の快楽」を得られる

①一種の快感を覚えることができるように

『カタルシス効果』によって、蓄積したネガティブな感情を発散することで、脳の快楽を得ることができるようになります。

ストレス解消の効果

②解放することでストレスの軽減や解消に

悲しみや怒りといったネガティブな感情を心の中に留め続けることは、大変なストレスになります。

「自己開示」などによって抑制されていた思いが解放されることで、感情が浄化され「ストレス解消」につながるようになります。

「QOL」が高まる

③心が健康的になることで生活の質が向上する

ネガティブな感情を発散することで心が健康的になると、「QOL(Quality of Life:生活の質)」にも良い影響を与えるようになります。

信頼関係が強まる

④感情を表に出すという「自己開示」が信頼関係を築く

『カタルシス効果』を発揮する「自己開示」には、自分自身への内面的な影響だけでなく、開示する・開示された人との関係性が親密になるという効果も見込めます。

「自己開示」によって、対象となる相手との距離感が縮まり、良好な関係を構築できるようになるというわけです。

『カタルシス効果』のビジネスへの活用例

ビジネスシーンにおいて『カタルシス効果』を発揮する例

『カタルシス効果』は、さまざまな職種・役割(立場)でも役立つ心理作用です。

  • セールスマン
  • コールセンターのオペレーター
  • 店舗の販売スタッフ
  • 企業の人事担当
  • マネジメント職

セールスマン

①「話や悩みを聴く姿勢」が信頼関係の構築に寄与する

「デキる」営業マンの多くは、顧客の話や悩みを聴く能力に長けています。

成果が中々出ない営業マンは、自身のペースに顧客を巻き込むような流れを作ってしまい、営業マン側が顧客の求める「答え」を出してしまいます。

逆に「デキる」営業マンは、顧客のペースに合わせて、話をしたり抱えている悩みを語ってもらため、顧客自身が気づき「答え」を出すようになります。

後者の方が、顧客は「受け入れてくれる」「気づけるようにしてくれる」と感じるため、『カタルシス効果』が生じて信頼を得やすくなり、結果として商談がスムーズに進むようになるわけです。

コールセンターのオペレーター

②まずは「伝えたいこと」を聴き理解する姿勢

顧客からの商品やサービスに関する問い合わせやクレームに対応する、コールセンターのオペレーターにも『カタルシス効果』は有効な心理作用と言えます。

コールセンターのオペレーターには、自身の価値観や判断は脇に置き、まずは顧客の「伝えたい」という気持ちを受け止めて、それを理解することに努める姿勢が求められます。

対話をする中で「理解してもらえた」と『カタルシス効果』が生じると、最初はイラついてたり怒っていた顧客も冷静になり、相互理解ができつつ対応がスムーズになることが期待できるようになるわけです。

店舗の販売スタッフ

③来店客のタイミングで接客する姿勢

店舗に来店したお客様は、まずは自分のペースで商品を見て、気になることがあれば知りたいと思う人が多く「売りつけられる」ことを嫌います

かといって、いつまでも販売スタッフが「待ちの姿勢」でいると、お客様側は「知りたいことが聞けない」という不満を抱くことになります。

販売成績が良いスタッフは、常に来店客の「動き」を見ていて、適切なタイミングを察して反応を返してくれます

そういった姿勢であると、お客様には「知りたいことを適切に聞くことができた」経験から『カタルシス効果』が生じ、信頼感が芽生えるようになり、購入に向けた接客がしやすくなるわけです。

企業の人事担当

④応募者に対して納得感のある選考を行う

自社が望む人材を採用するミッションを抱える社内の人事担当者。

採用人数に対して多くの応募者がいると、どうしても機械的に選考を進めてしまいがちになってしまいます。

特にSNSが普及した現代では、選考時の対応の良し悪しによって、「炎上騒ぎ」が起こることもあります。

応募者すべてには難しいとは思いますが、書類選考や面接時にしっかりとした対応をすれば、仮に不採用の結果であったとしても、「伝えたいことは伝えることができた」などの満足感とともに『カタルシス効果』が生じ、応募企業に対してマイナスの印象は少なくなるはずです。

マネジメント職

⑤部下自らに気づかせて答えを出すよう促す

部下に対してマネジメントする際にも、「もっと商談数を増やさないとダメだ」と頭ごなしに指示するよりも、「どうすればよい成果が出ると思うか?」と投げかけて部下自身が「商談数を増やす」ことに気づいた方が、『カタルシス効果』によってよりポジティブにアクションを起こせるようになるはずです。

自分自身で『カタルシス効果』を高めるためのポイント

自分で「心を浄化」させる7つの手法

心の中にため込んだ不安やストレス、ネガティブな感情などを解放することで、安堵感や解放感を得る『カタルシス効果』。

この効果を、自分自身で生じさせるための方法としては、以下が挙げられます。

  • 「自己分析」を意識する
  • 映画を観て涙を流す
  • 日記を書く
  • 大声で叫ぶ
  • 運動する
  • 趣味に没頭する
  • 悩みを打ち明ける

「自己分析」を意識する

①自分が心が安らいだり前向きになるポイントを押さえる

自分自身で『カタルシス効果』を発揮するためには、まず自身を深く理解することが大切になります。

例えば、過去にポジティブになれた経験や、心が安らぐことを把握することで、効果的に「心の浄化」を行うことができるはずです。

映画を観て涙を流す

②コンテンツによって感情が強く呼び起こされる

例えば「映画を観て涙を流す」ことで、ストレスが解消しスッキリとした感覚を得ることができます。これも『カタルシス効果』の1つと言えます。

日記を書く

③日記を書くことで思考が整理されやすくなる

日記を書く中で自分の気持ちを言語化して客観視することで、頭の中が整理され、気持ちが落ち着くことがあります。

大声で叫ぶ

④ネガティブな感情を叫ぶことで発散する

「時と場所」を考慮することが前提になりますが、ため込んだ悲しみや怒りを大声で叫ぶことで、ストレスを発散できるようになります。

運動する

⑤運動によって気分が爽快になる

運動することが、溜まったストレスや抑圧された感情の発散につながることがあります。

趣味に没頭する

⑥趣味に集中することが心の浄化に

好きな音楽を聴く、絵を描くなど「趣味」に打ち込むことで、日常のストレスから解放され、リフレッシュできるようになります。

悩みを打ち明ける

⑦家族や友人、同僚やカウンセラーに打ち明ける

誰かに話しを聞いてもらったり悩みを打ち明けることで「心の浄化作用」が起こり、気持ちが軽くなることも『カタルシス効果』に該当します。

その際には、相手は慎重に選ぶことが大切です。

一方的に意見を言うことなく、じっくり話を聞いてくれる人を選ぶことで、効果的に『カタルシス効果』を得られるようになります。

ありのままを話し伝わりやすくすることもポイントに

また、自身の姿勢として、伝える内容を制限することなく「ありのまま」を話し、相手に伝わりやすくするためにジェスチャーを含めて表現することも欠かせません。


この続きでは、他者に対して『カタルシス効果』を発揮させるためのポイントなどについて解説しています。

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