
業務に取り組む際に「達成欲求」「権力欲求」「親和欲求」「回避欲求」のいずれかの動機が存在する、という『マクレランドの欲求理論』。
この理論を構成する4つの要素、それぞれの欲求が高い人に適した業務、活用する際の注意点などについて解説しています。
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人によって異なるモチベーションの「源泉」
マネージャーの頭を悩ませるのが、従業員(社員)のモチベーションをどう高めるか。
闇雲に施策を実施してみても、中々思ったような効果は出ません。なぜなら、モチベーションの「源泉」は、部下一人一人によって異なるからです。
そこで、理解しておきたいのが『マクレランドの欲求理論』という、モチベーションマネジメントで役立つ理論です。
『マクレランドの欲求理論』とは?
従業員が業務に取り組む際に「達成欲求」「権力欲求」「親和欲求」「回避欲求」のいずれかの動機が存在することを示した『マクレランドの欲求理論(McClelland’s Theory of Motivation)』。
仕事に対する「動機付け」や「欲求」に焦点を当てている理論で、企業におけるモチベーションマネジメントや人事評価といった領域で活用されています。
提唱したのは?
この理論は、アメリカの心理学者でハーバード大学の心理学教授を務めていた デビッド・マクレランド 氏が提唱しました。
経営コンサルタントでもあったマクレランド 氏が理論を提唱した1976年当時、人を仕事に駆り立てる動機を「達成」「権力」「親和」の3つの欲求に分類し、その後に4つ目の動機として「回避」が追加されました。
『マクレランドの欲求理論』は、アメリカ国務省の委託を受けた研究へと発展し、優秀な人材の行動特性をあらわす要素として『コンピテンシー』と名付けられました。
『マクレランドの欲求理論』の4つの要素
『マクレランドの欲求理論』によると、人は「達成欲求」「権力欲求」「親和欲求」「回避欲求」のいずれかを動機にして行動する、としています。
- 達成欲求
- 権力欲求
- 親和欲求
- 回避欲求
それぞれの「欲求」には以下のような特徴があります。
達成欲求
「達成欲求」とは、努力を積み重ねて何かを成し遂げたいとする衝動のことです。
この「達成欲求」が強い人の傾向としては、自分自身の成長への関心が高く、何事も自分でやることを望みます。
また、数字など明確に結果が出ることを求め、成功体験を積むことで自己効力感を高めたいと考えます。
権力欲求
「権力欲求」とは、他者に対する影響力を持ち、指示したいとする衝動のことです。
この「権力欲求」が強い人の傾向としては、他者へ影響力を行使したい、競争を好んで責任ある立場を任されることを楽しむ、地位や身分を重視し信望を得たいと望みます。
親和欲求
「親和欲求」とは、周囲と良好な人間関係を形成し、それを維持しようとする衝動のことです。
この「親和欲求」が強い人の傾向としては、他者に好かれたいという願望が強く、人の役に立とうと努力します。
回避欲求
「回避欲求」とは、困難や失敗を避けたいとする衝動のことです。
この「回避欲求」が強い人の傾向としては、安定した環境を好み、失敗を回避するために適度な目標を立てて、リスクのあるチャレンジを避けようとする、批判を恐れて周囲に合わせようとする受動的な性質が見受けられます。
それぞれの「欲求」が高い人に向いている業務とは?
4つの動機に基づく『マクレランドの欲求理論』に従業員の傾向を当てはめることで、それぞれの適した業務が判明しやすくなります。
- 「達成欲求」が高い人に向いている業務
- 「権力欲求」が高い人に向いている業務
- 「親和欲求」が高い人に向いている業務
- 「回避欲求」が高い人に向いている業務
「達成欲求」が高い人に向いている業務
「達成欲求」が高い人は、業績に対する意識が高い傾向があるため、結果が「数字」として客観的にわかりやすくあらわれる営業職などが向いています。
「権力欲求」が高い人に向いている業務
「権力欲求」が高い人は、他者のコントロールに長ける傾向があるため、マネージャー職などが向いています。
「親和欲求」が高い人に向いている業務
「親和欲求」が高い人は、社交性が高い傾向があるため、チームビルディングや接客対応などの対人業務が向いています。
「回避欲求」が高い人に向いている業務
「回避欲求」が高い人は、受動性が高くトラブル回避能力に長けている傾向があるため、安定性がありルーチンワークが多い事務職が向いています。
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この続きでは、『マクレランドの欲求理論』を活用する際に理解しておきたい2つの注意点について解説しています。
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