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『サリエンス効果』とは?
『サリエンス効果』とは、一定以上の刺激を受けない限り、その対象に意識を向けない・反応しないという心理事象のことです。
直感や経験による先入観によって合理的でない判断をしてしまう『認知バイアス』の一つとして知られています。
「サリエンス」には、突起、突起物、突出、顕著な特徴、顕著性、目立つといった意味があることから、顕著性効果や顕著性バイアス、顕現性効果、また反応させるために必要な値のことを「閾値(しきいち)」と呼ぶことから、閾値効果とも呼ばれています。
つまり、一定以上のインパクトがないと、例え視界に入ったとしても気づかないという心理効果とも言えます。
サリエンス効果が発生する要因・メカニズム
人間の脳は、視覚や聴覚などの五感から常に刺激情報を受けるため、すべての刺激に反応し処理すると負荷がかかりすぎてパンクしてしまうので、90%以上の刺激を無意識下に置き、一定以上の刺激がない・関心が向かないと反応しないようになっています。
そういった仕組みから『サリエンス効果』が発生するとされています。
逆に、一定以上の刺激であれば、関心が向くことになる、ということになります。
マーケティング(ビジネスシーン)での発生例・活用例
商品のパッケージデザイン
目に留まるようなパッケージデザインにすることで、消費者の注意を惹きつけて購買意欲を高めたり、類似商品を販売する競合との差別化にもつながります。
広告
リアルのオフライン広告でも活用できますが、バナーなどのオンライン広告でも用いることのできる心理事象です。
上述の商品パッケージのように目に留めてもらえるよう、デザインといったビジュアルや『刺さる』キャッチコピーを用いることで、購買対象者に注意を向けさせるといった形です。
オンライン広告の場合の注意点としては、広告を掲載するメディアと訴求したい商品やサービスに一定の親和性があること、購買意欲が高まりそうな対象に向けて広告を出稿する(※1:ターゲティング)、目立たせつつも訴求したい対象に有益な情報を提供することを心掛けるといった点です。
※1:ターゲティングの詳細については、こちらのページをご覧ください。
ターゲティングとは? ターゲティングとは、現代のマーケティングの第一人者として知られている、フィリップ・コトラーが提唱した『STP分析』という手法を構成する1つです。 『STP分析』は、セグメンテーション(Segment …
テレビコマーシャル
広告の一種ですが、テレビコマーシャルもサリエンス効果によって出稿成果を左右される施策の一つです。
あえてCMの演出をダサいものにしてインパクトを出したり、注目度の高い著名人や有名人を起用することで、意識を向けさせることが期待できます。
ですが、あまりにも演出が過激だったり、奇抜な著名人・有名人を起用することで、訴求したい商品やサービスに注目がされなくなる『ヴァンパイア効果』が発生するリスクもあるので注意が必要です。
『ヴァンパイア効果』の詳細については、こちらの記事をご覧ください。
出稿した広告効果が起用したタレントや類似した競合商品・サービスに向かってしまう『ヴァンパイア効果』。この広告効果の発生事象や発生するシーン、発生するリスクを回避する方法について解説しています。
サリエンス効果のマーケティング(ビジネスシーン)での応用例
接触頻度を増やす
インパクトのあるアクションによって『サリエンス効果』の発生を防ぐだけでは、購買意欲が十分に高まるとは言えません。
瞬間的に目に留めてもらうことも大事ですが、消費者やユーザーと接触頻度を増やすことも重要なポイントです。
接触頻度を増やすために欠かせないポイントについては、こちらの記事をご覧ください。
BtoCでもBtoBでも消費者や顧客との継続的な接触が商品やサービスを販売するうえで重要なポイントです。人間の記憶構造から接点を増やす手法、Google社の提唱するマイクロモーメントについて解説しています。
接触頻度を増やす②『ザイオンス効果』
同じ人やモノに繰り返して接する回数が増えるほど、その対象に対する印象や好感度が高まり興味関心を持つようになる『ザイオンス効果』という心理事象もあります。
『ザイオンス効果』の詳細については、こちらの記事をご覧ください。
接触回数を増やすことで興味関心や好感度が高まりやすくなる『ザイオンス効果』。どういったメカニズムなのか、ビジネスでの活用例を解説しています。
接触頻度を増やす③リードナーチャリング
『リードナーチャリング』(※2)とは、獲得した見込み客(リード)に対して、興味関心度・購買意欲を高めていく方法のことです。
BtoCと比較すると、BtoBのビジネスの場合は販売商品・サービスが高額となるので、興味を持ってくれたからといってすぐに購入とはなりません。
また個人で購入するBtoCとは異なり、企業で購入するBtoBの場合は社内の責任者・関係者からの稟議承認が必要になります。
そのため、商品・サービスの規模によっては数か月かかることもあれば、1年、それ以上かかることもあることから、
有用性の理解を深めてもらうためのアクション、リードナーチャリングが重要となります。
※2:リードナーチャリングについては、こちらの記事をご覧ください。
リードナーチャリングとは?なぜ必要? 『リードナーチャリング(Lead Nurturing)』の意味とは、リードジェネレーション(※)で獲得した見込み客(リード)に対して、興味関心度・購買意欲を高めていく方法を指します。 …
見込み客の興味関心度を上げるための施策であるリードナーチャリング。実施する際に気を付けるべき3つのポイントを解説します。
リードナーチャリングを行う際に疑問として思い浮かぶのが配信頻度。毎日のように配信すればいいのか、一球入魂で配信すればいいのか。配信頻度の考え方や効果測定方法などを解説しています。
『サリエンス効果』の発生を防ぎ、商品やサービスを印象付けた後、リードナーチャリングによって接触頻度を増やし理解を深めて購買意欲をアップさせることが求められます。
BtoB領域のリードナーチャリングは、メールを用いたアクションが主となることが多いことから、配信メールの件名や本文内でキャッチコピーを用いる、受信側にとって有益な情報を提供することを心掛けることがポイントとなります。
最後に
一定以上の刺激を受けない限り、その対象に意識を向けない・反応しない『サリエンス効果』。
消費者やユーザーの目に留めたいからとって、商品パッケージや出稿広告全体を目立たせても、ただうるさいと印象付けてしまう可能性があるので、注目させる軸となるキーポイントを定め、消費者に理解されやすいメッセージを発信することがポイントとなります。
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