『マーケティング職』『マーケター』は人気ですが・・・
転職市場でも人気職種の1つである『マーケティング職』『マーケター』。
その中でも『BtoC』領域の企業に転職するか、『BtoB』領域の企業に転職するかによって、業務などに違いがあります。
『BtoC』と『BtoB』の違いを知っておけば、不要なミスマッチを防ぐことができるので、把握しておきたいポイントと言えます。
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BtoCとは?
BtoCとは、「Business to Consumer」の略称であり「企業 対 消費者」で商品・サービスを取引することです。
BtoC領域のビジネスは、BtoBと比較して「単価が低い/受注までの期間が短い」傾向があります。
理由としては、消費者個人が単独で購入決定を行うため、購入までの期間は短く、その分単価が低くなります。
BtoCは、我々が普段生活している領域なので比較的イメージしやすいのではないでしょうか。
食べ物や飲み物、服やスマホ、電化製品などを会社がつくり個人が買うという流れです。
BtoBとは?
BtoBとは、「Business to Business」の略称であり「企業 対 企業」で商品・サービスを取引することです。
BtoB領域のビジネスの特徴は、「単価が高い/受注までの期間が長い」という点です。
ざっくり表現すると、会社が会社へ商品やサービスを提供するのがBtoBです。
日本には3,800,000程度の企業がありますが、その70~80%がBtoB企業と言われています。
BtoB領域のビジネスがBtoCと比較して「単価が高い/受注までの期間が長い」理由としては、「企業 対 企業」で商品・サービスを取引するため、多くが数百万円~数億円規模の契約単価となり、契約単価が高額であるため、契約決定までに社内で複数名の検討~承認を得る必要があり、結果として受注までの期間が長くなるからです。
BtoCとBtoBのマーケティングの違い
BtoCとBtoBのマーケティングの大きな違いとしては『対象』になります。
BtoCのマーケティング
BtoCの場合、対象は個人となります。個人のお財布から捻出されるので、比較して購入までの時間は短く、購入単価は低めです。
BtoCのマーケティング活動の傾向としては「成果が早く出る&ボリュームが大きい」という点です。
対象が個人ということで、アプローチする方々が多いため、施策もボリュームが大きくなります。そのため、施策の成果のインパクトも大きいものとなります。
さらに個人が対象なので、購入価格が低ければ成果=受注にかかる時間が短いため、BtoBと比較して「早く&大量の成果」が出る傾向があります。
BtoBのマーケティング
BtoBの場合は、対象が企業となります。企業のお財布から予算を捻出するため、比較すると購入するまでの時間が長く、購入単価は高めです。
BtoBのマーケティング活動の傾向としては「アプローチ先は限定的、受注まで時間がかかるが、受注単価が高い」という点です。
対象が企業なので、アプローチする方々は数百~数万程度の限られた数となります。
そして購入する商品やサービスの金額は高いことが多く、そのため購入決定まで時間がかかります。施策もBtoCと比較してそこまでダイナミックな成果が出ません。
BtoC企業、BtoB企業それぞれのマーケターのやりがい
BtoC(企業 対 消費者取引)のマーケティング活動は『華やか』なイメージを持たれることが多いと言えます。
上述の通り、対象母数が多いため成果のインパクトが大きく、また我々が普段生活している中で施策を目にすることが多いからです。
難しさとしては、BtoBと比較するとターゲットとなるグループ、例えば世代などの特有の感情やセンスを理解する重要性が高いため、加齢がハンデになりがちです。
一方、BtoB(企業 対 企業取引)のマーケティング活動は『地味な』イメージを比較して持たれるかもしれません。
ですが最近では、BtoB企業も積極的にCMを出稿していますし、我々の普段の生活の中で身近に感じることも増えてきています。
またBtoBは顧客=企業なので、例えば世代などの特有の特徴や情緒よりも、企業組織内の合理的かつ機能的な判断が優先されやすくなるので、マーケターの加齢はあまり関係ないと言えます。
なので、やりがいの観点でまとめますと、こうなります。
●ダイナミックに短期的に成果を出したい→BtoCマーケティング(華やかなイメージを持たれやすい)
●限定的で長期的にじっくり取り組み成果を出したい→BtoBマーケティング(比較して地味なイメージを持たれやすい)
最後に
『マーケティング』と聞くと「売れる仕掛けを作るクリエイティブな仕事」とイメージされがちですが、実際のところはBtoCもBtoBも、プロモーション予算を確保して計画を立てて、複数の施策を実施し、施策ごとの結果である数値を分析、レポートを作って社内で報告し、改善点を洗い出して次の施策に活かしていく・・・を着実に繰り返す、『地味で忙しくて大変だけど、とても大切でやりがいのある仕事』だと自身は捉えています。
株式会社SBSマーケティングでは、今後マーケターへの転職支援に関するサービス提供を検討しております。
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