成功を収めた人には「さらに成功」が舞い込みやすくなる!?『マタイ効果』

成功者は信頼を得て次のチャンスを得やすくなる現象を意味する『マタイ効果』
この現象のメリットとデメリット、反対の概念である『マルコ効果』などについて解説しています。

『マタイ効果』を解説したPDFデータを無料でプレゼント!

『マタイ効果』を解説したPDFデータを無料でプレゼント!

ご希望の方は、上記画像のクリック先のメルマガフォームに「氏名」「会社名(もしくはフリーランスなど)」「メールアドレス」、
「お問い合わせ内容」欄に『マタイ効果』ホワイトペーパー希望、と記載して送信をお願いします。

『マタイ効果』とは?

「成功する人はその実績によってさらなる成功を得やすくなる」という現象

成功者は信頼を得て次のチャンスを得やすくなる現象を意味する『マタイ効果(Matthew Effect)』

つまり、「成功した人は注目され、さらに成功する可能性が高まる」ということです。

提唱したのは?

「持てるものはますます富む」というマタイ書の寓話が由来に

この『マタイ効果』は、アメリカの社会学者である、ロバート・K・マートン 氏によって1960年代に提唱されました。

元々は、「高名な科学者は、そうでない科学者よりも大きな評価を受ける」という現象を指して使われた言葉でした。

名称の由来は、新約聖書の『マタイによる福音書』の中に出てくる「持っている者は与えられてますます豊かになり、持っていない者は持っているものまで取り上げられるだろう」という言葉が由来になっています。

『マタイ効果』のメリット

「成功者にはさらなる成功が舞い込む現象」の6つのメリット

『マタイ効果』のメリットとしては、以下が挙げられます。

  • 「エース社員」にはチャンスがより巡ってくる
  • 企業の「持続的な成功」と「安定」をもたらす可能性が高まる
  • 顧客や消費者から「信頼」を得やすくなる
  • 「ロイヤルティ」が向上することも
  • 「選択と集中」で人材育成を効率化
  • 人材獲得に「優位性」が生まれる

「エース社員」にはチャンスがより巡ってくる

①成果が評価されチャンスを得やすくなる

「従業員」にフォーカスすると、仕事で成果を出した従業員は、より多くの機会を得ることができるため、さらに成果を出すチャンスに恵まれ、昇進などのキャリアアップにつながりやすくなるというメリットが生じやすくなります。

企業の「持続的な成長」と「安定」をもたらす可能性が高まる

②成功が成功を呼ぶことで市場での地位を強化できる

「企業」にフォーカスしてみると、成功した社員やチームが持続的に成功を収めることで、企業が事業や経営の安定性を維持しやすくなるのもメリットの一つと言えます。

顧客や消費者から「信頼」を得やすくなる

③高いブランド力が「安心感」を与えることに

市場(マーケット)でシェアを獲得し業績を上げている企業は、知名度や認知度とともに、企業や取り扱う商品・サービスの「ブランド力」も高まりやすくなります。

知名度や認知度、ブランド力が高まれば、その分業績も高まり、より多くの広告費を投入できるようになるため、さらに「ブランド力」が高まります

結果、高い「ブランド力」を背景に顧客や消費者から信頼を得やすくなる、というわけです。

※ちなみに、「知名度と認知度の違い」については、こちらのページをご覧ください。

「ロイヤルティ」が向上することも

④社外だけでなく社内にも好影響が

企業集団に所属するハイパフォーマーの存在によってチーム全体としての成果が出ることで、ほかのメンバーにとっての「やりがい」になり、組織に対する「ロイヤルティ(忠誠心や愛着)」の向上につながります。

『ロイヤルティ』については、こちらのページをご覧ください。

「選択と集中」で人材育成を効率化

⑤社内のリソースを選抜人材に投下する

これまで多くの企業では「優秀な人材を選んで育成する」手法がとられてきました。

ハイパフォーマーになり得る候補者を選抜し、その人材に社内のリソースを集中して育成することで、その人材にさらに成功が舞い込むという、『マタイ効果』を意図的に発生させようとしていたというわけです。

このように「選択と集中」で人材育成をすることで、限られたリソースであっても効率的に人材教育ができるようになります。

人材獲得に「優位性」が生まれる

⑥求職者に選ばれる企業になりやすい

さらに「ブランド力」が高まることになれば、求職者からも選ばれやすくなり、多くの応募者を引き寄せることで、結果的に優秀な人材を獲得しやすくなります。

『マタイ効果』のデメリット

「成功者に偏向する」ゆえの問題点とは?

『マタイ効果』は成功者に偏向する現象であることから、複数のデメリットが生じてしまうことになります。

  • 「公平性」が損なわれてしまう
  • 「過剰に評価」されてしまうケースも
  • 「ほかの社員」のモチベーションが低下

「公平性」が損なわれてしまう

①挑戦機会の公平性や均衡が担保されなくなる

成功を収めた人はさらなるチャンスや成功を得やすくなる『マタイ効果』。

ハイパフォーマーな従業員には、高いパフォーマンスを発揮する機会などを得やすくなるため、「それ以外の従業員」と比較すると「格差」が生じてしまうことになり、公平性に疑問符がついてしまいます。

つまり、成長しやすい環境に身を置く社員は、(当たり前ですが)ほかの社員よりも成長しやすく・評価されやすくなります。

一方で、成長機会の乏しい環境に配置された社員は、相対的にも成長・評価されにくくなり、時間の経過とともに能力に大きな差が生じてしまうかもしれません。

「過剰に評価」されてしまうケースも

②正当な評価にならないリスクが

「成果を上げる従業員」というイメージによって、本来の能力よりも高い評価を得てしまうことも

「ほかの社員」のモチベーションが低下

③「格差」があることでやる気を削がれてしまう

「公平性」が損なわれてしまうことで、従業員間で環境・意識ともに「不平等感」が大きくなってしまい、本来は能力が高い従業員が不遇な立場から退職してしまうなどのリスクが生じてしまいます。

真逆の意味である『マルコ効果』

「公平性」を担保するマルコ効果

成功を収めた人はさらなる成功を得やすくなる『マタイ効果』。

結果的に特定の人材を「エース社員」として扱うことになりますが、反対にすべての人材を平等に扱う『マルコ効果(Marko Effect)』という現象があります。

集団としての「満足の総量」を高める効果

特定の従業員だけにチャンスや賞賛が集中してしまうと、それ以外の従業員のモチベーションは低下してしまいます。

やる気を削がないために、すべての従業員に対して企業が平等にチャンスを提供することで、組織全体的に成功の機会を広げるアプローチです。

組織内にいる多くの人材から能力を引き出して活躍を促すことは、多くの企業が課題として抱えている「人材不足」の対策として有用と言えます。


この続きでは、『マルコ効果』のメリット・デメリットなどについて解説しています。

『マタイ効果』を解説したPDFデータを無料でプレゼント!『マルコ効果』を解説したPDFデータを無料でプレゼント!

ご希望の方は、上記画像のクリック先のメルマガフォームに「氏名」「会社名(もしくはフリーランスなど)」「メールアドレス」、
「お問い合わせ内容」欄に『マルコ効果』ホワイトペーパー希望、と記載して送信をお願いします。

25の心理テクニックをまとめたコンテンツを¥2,000で販売中!

副業ビジネス≪Webライティング≫で継続案件を勝ち取るために有効な『心理テクニック』を販売中!

株式会社SBSマーケティング

株式会社SBSマーケティングでは、BtoB(企業間取引)を中心にマーケティングや集客に関連したコンサルティングサービスをご提供させていただいております。

中堅・小規模企業様向けサービスはこちら


個人事業主&フリーランス様サービスはこちら

お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

お問い合わせイメージ

メルマガ登録で無料プレゼント!!ご登録はコチラから

マーケティングは試行錯誤を重ねる必要がありますが、リソースの制約などによって思うように時間をかけることはできません。

現状や課題、求める成果をお聞きしてマーケティングの確度を上げるために併走させていただきます。