Web上で「リンク無しに言及される」ことが間接的なSEO効果になる!?『サイテーション効果』

Web上でサイト名や商品名、企業名などが「リンクを伴わずに言及される」ことによって、間接的なSEO効果になることを意味する『サイテーション効果』
なぜ「サイテーション」が必要なのか?、サイテーションと『SEO対策』、『被リンク』との関係性、
『サイテーション効果』によって得られる効能、「サイテーション」を獲得するための方法や獲得状況の調べ方、対策と注意点について解説しています。

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AI検索が浸透する中で求められる新たな「SEO指標」とは?

AI検索により情報の「信頼性」がより重要視されることに

昨今のSEO対策では、「コンテンツの質」「被リンクの獲得」が重要であると言われています。

今後も「価値のあるコンテンツ」や「被リンク」の重要性は変わりませんが、AI検索による「ゼロクリック」の増加や、AI Overviewが検索結果を要約してくれる現在では、新たに重要度が増している「SEO指標」があります。

それが『サイテーション』です。

『サイテーション効果』とは?

「検索機会が減っている」のではなく「検索結果をクリックしなくなっている」

AI検索が浸透する中で、Webサイトへの直接流入(訪問)が鈍化傾向もしくは減少傾向が顕著になっています。

だからといって「検索」が減っているわけではなく、「検索結果をクリックして流入する行動」が減っているのです。

つまり、検索ユーザーはAIによる回答だけで満足し、そのまま離脱しているのです。

そのため、「検索順位が1位になる」だけでは、こういった変化に対応しきれなくなっているわけです。

URLを伴わずに企業名やブランド名が言及される

そんな状況の中で、重要視されているのが『サイテーション効果』

『サイテーション効果』とは、Web上でサイト名や商品名、企業名などが「リンクを伴わずに言及される」ことで、「言及」されることで認知度やアクセス数が高まれば、AI検索結果に組み込まれやすくなり、間接的にSEO効果やブランディング効果が見込まれるのです。

AIは、Web上の情報の信頼性を分析する際、「どれだけ多くの文脈で言及されているか」を重視する傾向があります。

つまり、Web上で企業名や商品名が多く言及されていれば、それは「信頼のおける情報」として扱われるようになって、AI検索の結果に組み込まれやすくなる、というわけです。

「サイテーション」とは?

サイテーション(citation)=「引用」や「言及」

サイテーション(citation)という言葉は「引用」や「言及」という意味があり、SEOにおいてのサイテーションは「サイト名や商品名、企業名などが、他サイトに掲載され言及されること」を意味します。

なぜ「サイテーション」が必要なのか?

「Googleは検索順位の要因にはしていない」としているが・・・

Googleでは過去に、「プレーンな言及(リンク無しのブランド名掲載)を、直接的なランキング要因としては使っていない」と発言しています。

つまり、従来のGoogleアルゴリズムでは、「サイテーション」単独が検索順位を左右するわけではない、ということです。

そうなると、リンクの無い「言及(サイテーション)」は、SEO対策に効果が無いのでは?」と思いがちですが、そうではない理由があります。

  • AI検索は検索エンジンと「別軸」で評価している
  • SEO対策にも「間接的にプラス」になる

AI検索は検索エンジンと「別軸」で評価している

①検索エンジンとAI検索の「評価は別軸」

現在のAI検索では、「Web上でどれだけ会社名や商品名、ブランド名などが言及されているか」を、「情報源の信頼性」として読み取っており、リンクの有り無しに関わらず、文脈の中で「言及」されること自体が重要になっているのです。

SEO対策にも「間接的にプラス」になる

②被リンクと同様にサイテーションも重要になった

リンクが無かったとしても、文脈の中で「言及」されていれば、認知度が高まり「指名検索」が増加しクリックされコンバージョン(CV)につながるため、結果的にSEO対策にも間接的にプラスになるのです。

『サイテーション効果』とSEO対策

SEO対策として「間接的」に効果がありますが・・・

SEO対策において「被リンクの獲得」は、検索順位を決定づける重要な要素の一つです。

「質の高い被リンク」を獲得するほど、SEO評価は高まり、検索順位も上がりやすくなると知られています。

「ローカルSEO」とも呼ばれる『MEO』

一方で「サイテーション」の効果は、SEOではなく『MEO(Map Enjine Optimization)』に大きく関わってくるのです。

『MEO』とは、Googleマップの検索結果で店舗情報を上位に表示させ、来店や問い合わせを増やすためのWebマーケティング施策のことで、「ローカルSEO」とも呼ばれています。

この『MEO』は、店舗の知名度が大きく検索順位に関わっているため、有名チェーン店やSNS上で人気があるほど上位表示される傾向があります。

つまり、「サイテーション」によって店舗名や評判が広がれば、(SEOと比較して)『MEO』に大きく影響する、というわけです。

『サイテーション』と『被リンク』の違い

被リンク獲得と比較すると難易度が低い「サイテーション」

『サイテーション』と『被リンク』の違いをまとめると、以下のような内容になります。

要素 被リンク(バックリンク) サイテーション(言及)
リンクの有無 必須 不要(テキスト情報だけ、SNS投稿なども該当)
獲得難易度 高い 比較すると低い
従来のSEO対策としての価値 非常に高い 間接的
AI検索時代の価値 依然として重要 注目度も高まり価値も上昇中

 

サイテーションの獲得状況の調べ方

サイテーション獲得方法は以下の2つ

「サイテーション」されているかを確認する方法としては、以下の2つの方法が挙げられます。

  • 「site:」検索
  • 「Yahoo!リアルタイム検索機能」で検索

「site:」検索

①良し悪し両方が表示される

まず、Googleの検索ボックスで「”“」の間に、どれだけ言及されているか調べたいキーワード、「site:」の後に該当のサイトURLを入力して検索する方法が挙げられます。

例:「”どれだけ言及されているか調べたいキーワード“site:URL」

検索結果に表示される件数が該当するページとなります。

ポジティブな言及だけでなくネガティブな言及も併せて表示される点に注意が必要です。

「Yahoo!リアルタイム検索機能」で検索

②リアルタイムで特定のSNSでの「言及」が調査可能

もう一つの方法は、「Yahoo!リアルタイム検索機能」を使って調べる方法が挙げられます。

X(旧Twitter)とFacebook 以外のSNSは確認できませんが、こちらも何かしらの登録をすることなく無料で行えます。

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「リンク無しの言及」という『サイテーション効果』は、「被リンクの獲得」と比較して獲得のハードルが下がる施策と言えますが、
とはいえ依然として「被リンク」は重要です。

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「サイテーション」を獲得するための方法

「言及」されるためにはまず「知ってもらう」ことが必要!

販売したい商品やサービス、ブランド名や自社について「言及」されるためには、まずは「存在を知ってもらう」ことが欠かせません。

まず知ってもらい「サイテーション」を獲得するための方法としては、以下の施策が挙げられます。

  • 「メディア」に取り上げてもらう
  • 「広告」の出稿
  • 「SNS」の運用
  • 「ローカルSEO(MEO)」を強化する
  • 「Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)」の登録
  • 「NAP情報」を統一する
  • 「わかりやすい・覚えやすい」名称にする
  • 「独自性」のあるコンテンツを発信する

「メディア」に取り上げてもらう

①メディアへの寄稿やインタビュー対応

「サイテーション」を獲得するための方法の一つに、業界団体の専門メディアや地域情報メディアに取り上げてもらうことが挙げられます。

これらメディアからの取材・寄稿依頼は、多くの場合無料で受けることができます。

メディアに掲載された記事は、「第三者による言及」となります。

例えばプレスリリースの発信などが、取材や寄稿依頼が舞い込むきっかけになるかもしれません。

「広告」の出稿

②「広告」が言及されるための起爆剤に

「サイテーション」を獲得するためには、知ってもらう=認知度を高めることが必要になります。

そこでテレビCMなどの広告を出稿することで、一気に認知度を高める可能性が高まります。その分、出稿するための潤沢な予算を用意する必要がありますが。

「SNS」の運用

③手軽にできるのが「SNS」

手軽に「サイテーション」を獲得するためには、XなどのSNSを活用して認知度を高めるのが効果的です。

一朝一夕で効果を出すことは難しいですが、継続的に興味関心を惹く情報を発信してアカウントを育てれば、シェアされ「言及」の機会も増えるでしょう。

「ローカルSEO(MEO)」を強化する

④地域検索時の「可視性」を高める

店舗ビジネスや地域密着型サービスを展開している場合は、「ローカルSEO(MEO」を強化することで、検索ユーザーが「地域名+業種」で検索した時に自社情報が目立つ可能性が高まります。

そのために、地域キーワードを含んだコンテンツの制作、その地域に関わるメディアや商工会などからの被リンクを獲得する、Googleの口コミ(レビュー)を得ると、検索結果に反映されやすくなります。

「Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)」の登録

⑤検索時の「視認性」が高まる

Google検索やGoogleマップに表示される店舗や企業の情報を無料で管理できる「Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)」

営業時間や住所、電話番号などの基本情報が登録でき、検索結果の上位に表示されやすくなるので「サイテーション」機会の創出が見込めるようになります。

無料で使えるツールであるため、コスパの高い「ローカルSEO(MEO」を強化策と言えます。

「NAP情報」を統一する

⑥Web上に公開する基本情報の「表記ゆれ」を防ぐ

「Name(店舗名・企業名)」「Address(住所)」「Phone Number(電話番号)」の頭文字をとったNAP情報。

例えば、「株式会社」と「(株)」、全角と半角、ハイフンの有無といった微細な違いなどが挙げられます。

この3つの情報が統一されていないと、GoogleクローラーやAIクローラーが「別の会社だ」と誤認するリスクが生じてしまい、情報の一貫性が無いため信頼性が低下し、「ローカルSEO」に悪影響を与えてしまいかねません。

「わかりやすい・覚えやすい」名称にする

⑦「覚えやすい名称」だと言及されやすい

NAP情報の統一といった「表記ゆれ」対策以外にも、そもそも論として「わかりやすい・覚えやすい商品名、ブランド名にする」ことも「サイテーション(言及)」を獲得するためには重要な要素となります。

一見すると読みづらい商品名、すでに広く認知されている有名ブランドと類似した名称などは、「サイテーション」獲得の弊害となってしまいます。

初見でも覚えやすい「キャッチー」な名称や、競合が少ない固有のキーワードにすることが有効です。

「独自性」のあるコンテンツを発信する

⑧「有益なオリジナルコンテンツ」がAIフレンドリー&差別化要素に

競合には真似のできない「独自性」のあるコンテンツを発信することも、「サイテーション(言及)」を得るために有効な手法です。

とはいえ、Webに公開すれば複製されてしまうのが世の常です。

そのため、実体験を含める、実際に自分が撮影した写真を用いる、自社の顧客を対象にアンケートを取り、その結果をプレスリリースで発信するなど、「自分・自社にしか発信できない有益な一次情報」を発信することがポイントになります。

この続きでは、『サイテーション効果』の注意点について解説しています。

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