
意識し始めると、関連する情報が無意識に集まるようになる『カラーバス効果』。
メカニズムやビジネスシーン・マーケティングアクション活用例について解説しています。
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『カラーバス効果』とは?
『カラーバス効果』(Color Bath Effect)とは、特定の物事を意識し始めると、その物事に関する情報が無意識に集まるようになる現象です。
心理学用語の一種のように扱われることが多い傾向がありますが、アイデアを発想するための手法として生み出されたものです。
カラーバス効果のメカニズム
このカラーバスの意味は、「Color(色)」「Bath(浴びる)」で、色の認知に由来しているとされていますが、色に限らず、言葉やモノ、イメージなど、意識できるあらゆる事象に対して起きる現象です。
人間の脳には、視覚・聴覚などから得られる情報から取捨選択して、意識した特定の物事に関する情報を積極的に認識する、という「選択的注意」が作用します。
この「選択的注意」の影響によって『確証バイアス』(※)が作用し、自身の思考や信念などに合致する情報を集め、それ以外を無視するようになります。
※『確証バイアス』の詳細については、こちらの記事をご覧ください。
自身にとって都合の良い情報ばかりを集める心理傾向である『確証バイアス』。ネガティブな影響とポジティブな活用例について解説しています。
カラーバス効果の類似現象
カラーバス効果には類似した現象があります。
カクテルパーティ効果
『カクテルパーティ効果(Cocktail Party Effect)』(※)とは、多くの音の中から、自分に関連する・自分が必要としている情報を無意識に選択し認識する脳の働きを指します。
イギリスの認知心理学者のコリン・チェリー 氏が1953年に提唱したとされており、『音声の選択的聴取』『選択的注意』とも呼ばれています。
必要な情報を取捨選択し認識することから『カラーバス効果』と混同されることもありますが、この『カクテルパーティ効果』は、聴覚による音声情報を指すことが多いため、その点が『カラーバス効果』と異なる現象です。
※『カクテルパーティ効果』の詳細については、こちらの記事をご覧ください。
多くの情報の中から、自身が必要とする特定の情報を無意識に取捨選択するようになる『カクテルパーティー効果(選択的注意)』。発生する仕組み(メカニズム)、効果によって発生する影響や活用するためのポイントなどについて解説しています。
頻度錯誤・バーダー・マインホフ現象
『頻度錯誤(Frequency Illusion)』は、『バーダー・マインホフ現象(Baader-Meinhof Phenomenon)』とも呼ばれ、自身にとって新しく知った物事のパターンを知ると、無意識にそのパターンと一致する物事を探すようになるという心理事象です。
この『頻度錯誤(バーダー・マインホフ現象)』は、スタンフォード大学の言語学教授が作った造語で、「バーダー・マインホフ」という名称は、ドイツのテロリストグループからきています。
ドイツの新聞の読者投稿コーナーに「友人とバーダー・マインホフの話をしたら、その日のうちにニュースになった」と掲載されたところ、「同じような経験がある」という声が寄せられたため、この名称が付けられました。
この現象は『カラーバス効果』と基本的には同じで、「バーダー・マインホフの話をしたから印象に残り、報道に気が付いた」ということです。
『カラーバス効果』と『頻度錯誤(バーダー・マインホフ現象)』の関係性としては、以下のような形となります。
- 頻度錯誤(バーダー・マインホフ現象)・・・を応用した心理効果・・・カラーバス効果
比較してみると・・・
- 頻度錯誤(バーダー・マインホフ現象):新しく物事のパターンを知る・・・そのパターンと合致する物事を探すようになる。
- カラーバス効果:特定の物事を意識する・・・関連する情報が集まるようになる。
ビジネスシーン、マーケティングアクションにおける活用例
ビジネスシーンでの活用例
ビジネスシーンで、何か情報収集をしたい、解決したい課題を普段から意識しておくことで、意識していない時と比較すると、関連する情報が得られやすくなったり、課題解決のアイデアがひらめいたりしやすくなります。
マーケティングアクションでの活用例
マーケティング活動として、情報を拡散したい場合においても有用な心理効果です。
カラーバス効果が働いていれば、意識している特定の情報をキャッチしやすくなります。
例えば、目を引く・惹きつけるようなデザインやキャッチコピーを用いた広告を意識してもらえれば、その後改めてプロモーションした際に、無意識のうちにその訴求情報がより目に入りやすくなります。
また、カラーバス効果を装うマーケティングアクションとしては、DSP広告(※)が挙げられます。
※DSP広告に関しましては、こちらの記事をご覧ください。
自身にとって都合の良い情報ばかりを集める心理傾向である『確証バイアス』。ネガティブな影響とポジティブな活用例について解説しています。
カラーバス効果を発揮させることで、広告効果をより高められるようになるわけです。
社内の人間関係における活用例
『カラーバス効果』は、日常の人間関係にも応用することができます。
例えば、社内に苦手な人がいると、その人の「悪いところ」ばかりに目が行くようになってしまいます。
すると、『カラーバス効果』が作用して「悪い情報」がどんどん集まってくるようになり、ますますその人が苦手になってしまうのです。
そこで、意識してその人の「良いところ」を探してみると、意外に「良さ」が多くあることに気づき、親近感を覚えるようになるかもしれません。
「意識が向く」作用をどうビジネスなどに活かすか?
特定の物事を意識し始めると、その物事に関する情報が無意識に集まるようになる『カラーバス効果』。
『カラーバス効果』を理解して活用すれば、必要な情報を集めやすくなったり、アイデアが閃きやすくなります。
また、自分自身だけでなく、消費者や顧客に対して集客や販売促進活動を加速化させることも期待できます。
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