ミスや失敗をしても好感度が上がる!?『プラットフォール効果』

有能な人が起こすミスや失敗は、かえって好感度を上げる『プラットフォール効果』
生じるメリットや活用例、活用する際の注意点などについて解説しています。

『プラットフォール効果』を解説したPDFデータを無料でプレゼント!

『プラットフォール効果』を解説したPDFデータを無料でプレゼント!

ご希望の方は、上記画像のクリック先のメルマガフォームに「氏名」「会社名(もしくはフリーランスなど)」「メールアドレス」、
「お問い合わせ内容」欄に『プラットフォール効果』ホワイトペーパー希望、と記載して送信をお願いします。

『プラットフォール効果』とは?

優秀な人がミスや失敗という人間味を見せることで親近感を得る現象

『プラットフォール効果(Pratfall Effect)』とは、有能な人が起こすミスや失敗は、かえって好感度を上げる現象のことです。

「ミスや失敗をすると好感度が上がる」というのは矛盾しているように感じられますが、普通の人ではなく周囲が認めていたり成果を上げている「有能な人」がミスや失敗という「弱み」を見せると、親近感が増し魅力的に感じられるようになる、というわけです。

「弘法にも筆の誤り」ということわざがありますが・・・

どんなに優れた人物でも時には失敗することがある、という教訓「弘法にも筆の誤り」があります。

書の名人である弘法大師(空海)でさえ、時には書き損じる、という逸話から生まれた言葉として知られていますが、この空海も『プラットフォール効果』によって、書き損じた際には周囲から親近感をさらに得たり魅力的に見られたかもしれません。

提唱したのは?

カリフォルニア大学の心理学者によって提唱された概念

この『プラットフォール効果』は、アメリカのカリフォルニア大学の心理学者である エリオット・アロンソン によって提唱された概念です。

①クイズの達人と素人を音声で認識させる

エリオット・アロンソン は以下の実験によって『プラットフォール効果』を明らかにしました。

  • 実験の被験者に2種類のテープを聴かせて「好感度がどのように変化したか」を聴取。
  • 1つ目のテープ:録音されているのは「クイズ番組のオーディション」。前半ではクイズの達人が回答し93%の正答率。後半では素人が回答し30%の正答率→「クイズの達人」に好感を持つ。
  • 2つ目のテープ:録音されているのは「クイズの達人と素人それぞれがスーツにコーヒーをこぼした声」「クイズの達人」の好感度はさらに高まり、「クイズの素人」の好感度はさらに下がった。

②どちらもミスをしたが「クイズの達人」の評価はさらに高まることに

クイズの達人と素人のどちらも「スーツにコーヒーをこぼす」というミスをしたにも関わらず、クイズの達人の方は「(達人も)ミスをするものだ」と親近感を得て、評価が下がるどころか上がることになりました。

『プラットフォール効果』によって生じるメリット

好感度が高まるというメリット

前述の実験の通り、『プラットフォール効果』は、親近感が高まり魅力的に見られやすくなるため、好感度を上昇させる要因となります。

周囲に認められていたり成果を上げている「有能な人」を見ると、「自分とは違う」「近寄りがたい」という印象を抱きがちですが、そういう人のミスや失敗、うっかりした場面に遭遇すると、その人に対して良い印象を持ちやすくなる、というわけです。

プラットフォール効果と『自己開示』

信頼関係の形成や親密さを高める手段である『自己開示』

自身のプライベートな情報を他者と共有する行為を指す『自己開示(Self Disclosure)』

『自己開示』を行うことで、開示を受けた相手から好意を抱き、信頼が増すことが示されています。

この『自己開示』を、「有能な人」が「弱み」を共有することで『プラットフォール効果』が生じるようになります。

プラットフォール効果と『美しい混乱効果』

自分自身という「内部」と受け手という「外部」との間に感覚のギャップが生じる現象

自分が弱みをさらけ出した際、自分自身に対して無能に感じやすくなる一方で、受け手からは好意的に評価される現象を意味する『美しい混乱効果(The Beautiful Mess Effect)』

『プラットフォール効果』『美しい混乱効果』のどちらも「弱みを見せる」ことで好影響をもたらすという点では共通していますが、『美しい混乱効果』は「有能な人」に限らず生じるのが違いと言えます。

『プラットフォール効果』の活用例

代表的な3つの活用例

『プラットフォール効果』は、ビジネスシーンやプライベートにおいて、相手に好印象を与えるために利用できる心理テクニックとして知られています。

  • ミーティングやプレゼン
  • 飲み会で見せる意外な一面
  • 込み入った話を打ち明けて相談する

ミーティングやプレゼン

①ヘタに隠さずに緊張具合を聞き手に見せる

活用例の1つとしては、社内のミーティングやプレゼンであえて緊張している様子を見せることで、聞き手との距離を縮めることが見込めるようになります。

飲み会で見せる意外な一面

②仕事をする時とのギャップで親近感が増す

飲み会や接待などでも活用することが可能です。

普段は厳しい上司が、飲み会の場では部下に対して砕けた言動をしたり、お茶目な一面を見せることで「(厳しい上司も)同じ人間なんだな」と親近感を持つようになるはずです。

うまく活用すれば、今後のマネジメントが円滑になるかもしれません。

込み入った話を打ち明けて相談する

③私的な悩みを打ち明けることも

プライベートなシーンにおいては、普段は口数が少なく厳格な人が、「ここだけの話」と込み入った話を打ち明け相談することも、ギャップを感じさせて好感度を高めるきっかけになります。


この続きでは、『プラットフォール効果』を活用する際の2つの注意点について解説しています。

『プラットフォール効果』を解説したPDFデータを無料でプレゼント!『プラットフォール効果』を解説したPDFデータを無料でプレゼント!

ご希望の方は、上記画像のクリック先のメルマガフォームに「氏名」「会社名(もしくはフリーランスなど)」「メールアドレス」、
「お問い合わせ内容」欄に『プラットフォール効果』ホワイトペーパー希望、と記載して送信をお願いします。

25の心理テクニックをまとめたコンテンツを¥2,000で販売中!

副業ビジネス≪Webライティング≫で継続案件を勝ち取るために有効な『心理テクニック』を販売中!

株式会社SBSマーケティング

株式会社SBSマーケティングでは、BtoB(企業間取引)を中心にマーケティングや集客に関連したコンサルティングサービスをご提供させていただいております。

中堅・小規模企業様向けサービスはこちら


個人事業主&フリーランス様サービスはこちら

お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

お問い合わせイメージ

メルマガ登録で無料プレゼント!!ご登録はコチラから

マーケティングは試行錯誤を重ねる必要がありますが、リソースの制約などによって思うように時間をかけることはできません。

現状や課題、求める成果をお聞きしてマーケティングの確度を上げるために併走させていただきます。