チェスにおいて「5秒で考えた打ち手」も「30分かけて考えた打ち手」も、86%の結果が同じになるという『ファーストチェス理論』。
この、ビジネスシーンにも応用されている『ファーストチェス理論』を可能にする要因と注目される理由、注意点や潜む「罠」などについて解説しています。
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「5秒で決めても、30分考えてから決めても、86%の結果は同じ?」

チェスにおいて「5秒で考えた打ち手」も「30分かけて考えた打ち手」も、86%の結果が同じになるという『ファーストチェス理論』。
長考したとしても最善手が変わることは少なく、直感で決めたことの精度が高いことを示唆しており、ビジネスなどの意思決定において、悩む時間を削減してスピードアップする手法として知られています。

長い時間悩んで行動に踏み出せないくらいなら、「即断即決」でやってみる姿勢の大切さを説いた理論とも言えます。
つまり、「同じ結論になる可能性が高いなら、つべこべ考えずにとにかくやる!」ということですね。
『ファーストチェス理論』を可能にする要因と注目される理由

『ファーストチェス理論』を理解する際に必要な「骨子」としては、以下の点が挙げられます。
- 「チャンク」化しているから直感の精度が高くなる
- 「長い間考えている」のではなく「長い間悩んでいる」ケースが多い
- 経営判断などには「スピード感」が求められる
「チャンク」化しているから直感の精度が高くなる

チェスにおいて語られる『ファーストチェス理論』。
なぜチェスで該当するかというと、この理論に該当するチェスの名人は、膨大な試行錯誤で得た知識を「チャンク(塊)」化して記憶しているから、短時間で高い精度の判断ができる、というわけです。
つまり、『ファーストチェス理論』が該当するのは、膨大な知識をチャンク化していることが必要になります。
※『チャンク』の詳細については、こちらのページをご覧ください。
問題や目標を小さな「塊」に分割して、具体的な解決策や達成方法を考案する『チャンクダウン』。実施することによる7つのメリットや5つのビジネスシーンでの活用例、実際の手順や効果的に進めるための2つのポイントについて解説しています。
「長い間考えている」のではなく「長い間悩んでいる」ケースが多い

「長考・熟考した方が正解を導き出せる」と考えがちですが、実際のところ「考えている」のではなく「悩んでいる」ことが多く、最終的な決定があまり変わらないことも多いことを、この理論は示しています。
経営判断などには「スピード感」が求められる

ビジネスシーンにおいても『ファーストチェス理論』が注目される理由として、経営判断や日々の業務ではスピード感のある決断と実行(PDCAサイクルを高速で回す)が重要になることが挙げられます。
※『PDCAサイクル』の詳細については、こちらのページをご覧ください。
PDCAサイクルとは? 中小規模のBtoB事業会社内のマーケティング界隈でありがちなのが、実施するにあたって、これといった明確な根拠もなく長期にわたって踏襲されている施策が多くあるため、同時進行で実行しなければならないこ …
先駆者たちの思考にも通じる『ファーストチェス理論』?

ビジネス界隈でも、この『ファーストチェス理論』はよく取り上げられます。
有名なのが、日本ソフトバンク(現 ソフトバンクグループ株式会社)を創設し、代表取締役 会長兼社長執行役員を務めている 孫 正義 氏の名言。
「どんなことでも10秒考えればわかる。10秒考えてもわからない問題は、それ以上考えても無駄だ」
この名言から、「あの 孫 正義 氏も意思決定時には合理的な思考時短術(ファーストチェス理論)を用いている」とまことしやかに言われています。
『ファーストチェス理論』の注意点

「5秒で考えたこと」も「30分かけて考えたこと」も、86%の結果が同じになるという『ファーストチェス理論』。
使いようによっては、行動を後押しする理論となりますが、以下の2点について注意が必要です。
- 理論の根拠に乏しい。。
- 「前提条件」があることに注意!
理論の根拠に乏しい。。

『ファーストチェス「理論」』と呼ばれていますが、学術的に証明した論文などが明確にあるわけではありません。
そのため、「『ファーストチェス理論』という考え方がある」という程度に留めておく方が無難かもしれません。
「前提条件」があることに注意!

また、この『ファーストチェス理論』の効果を発揮する際には、「前提条件」があります。
- 思考に焼き付くほどの多くの経験や知識を有する。
- 膨大なトライ&エラーで得た知識を「チャンク(塊)」化して記憶している。
チェスの名人が「5秒」で即決できるのは才能ではなく、膨大な対局経験や知識が思考に焼き付いているからです。
そして、その経験と過程での試行錯誤(トライ&エラー)の回数が、直感の精度を高めることになるのです。
つまり、経験が乏しく関連情報も無い素人が『ファーストチェス理論』に基づいて「即断即決」してしまうと、理論に当てはまらない大きな失敗を招いてしまう可能性が高いというわけです。

日本の将棋界史上、最も偉大な棋士の一人である羽生 善治 氏は、著書『直感力』の中でこう書いています。
直感とは、論理的思考が瞬時に行われるようなものだというのだ。
勝負の場面では、時間的な猶予があまりない。論理的な思考を構築していたのでは時間がかかりすぎる。
そこで思考の過程を事細かく緻密に理論づけることなく、流れの中で「これしかない」という判断をする。そのためには、堆(うずたか)く積まれた思考の束から、最善手を導き出すことが必要となる。
直感は、この導き出しを日常的に行うことによって、脳の回路が鍛えられ、修練されていった結果であろう。将棋を通して私は、それが羅針盤のようなものだと考えるようになった。
航海中に嵐に直面した。どのルート(指し手)をとればいいのか分からない。
そのとき、突如として二、三のルートがひらめくことがある。これが直感だ。
直感とは「何もないところから湧き出る」ものではなく、膨大な思考、模索、努力といった経験の蓄積(土壌)から生まれる。
脳の回路が鍛えられ、過去の経験を前提として最善の手を導き出す瞬間の感覚であり、それは日々の訓練や思考によって磨かれる力としています。
『ファーストチェス理論』に潜む「罠」

『ファーストチェス理論』で示している、「5秒で考えたことも30分かけて考えたことも86%の結果が同じになる」というのは、つまり「14%は結果が異なる」ということです。
この「14%」は、特に大事な局面において無視することのできない「大きな数字」になります。
そのため、盲目的に「直感」で即断即決してしまうことが「思わぬリスク」を抱えてしまうシーンがある点にも注意を払う必要があります。

「直感」を信じすぎることの「罠」としてわかりやすい例が、怪しいセミナーを開催したり勧誘をする詐欺師です。
悪質な勧誘商法によって騙して金品を得ようとする詐欺師は、「この場で決めてください!」「あなたのその直感を信じてください!」と、考える時間を与えずに即決させようとします。
「ファーストチェス理論=直感を重視して思考停止」とはき違えてしまうと、騙されて高額商品の契約や送金を強いられることになってしまいます。

また、あえて「30分かけて考える時間」を設けることで、自分自身を納得させることもできるので、第三者からはムダに見える「長考する時間」も必要なケースがあると言えます。
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この続きでは、結局のところ「即断即決」「熟考」どちらがいいのか?について解説しています。
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