ニーズを優先するか、自社の独自性を優先するか!?『マーケットイン』と『プロダクトアウト』

マーケティング手法である『マーケットイン』と『プロダクトアウト』。それぞれメリットとデメリットや4つの違い、
著名な「イノベーター」の2つの格言(意見)、結局のところどちらが良いのかについて解説しています。

『マーケットインとプロダクトアウト』を解説したPDFデータを無料でプレゼント!

『マーケットインとプロダクトアウト』を解説したPDFデータを無料でプレゼント!

ご希望の方は、上記画像のクリック先のメルマガフォームに「氏名」「会社名(もしくはフリーランスなど)」「メールアドレス」、
「お問い合わせ内容」欄に『マーケットインとプロダクトアウト』ホワイトペーパー希望、と記載して送信をお願いします。

『マーケットイン』とは?

市場や顧客のニーズを満たすことを重視する『マーケットイン』

マーケットイン』とは、あらかじめ市場や顧客のニーズを調査・把握し「マーケットや顧客が求めているモノを開発し提供するマーケティング手法」のことです。

『マーケットイン』のメリット

『マーケットイン』による3つのメリット

『マーケットイン』を採用することによるメリットは、以下の3つが挙げられます。

  • 顧客のニーズを満たす商品・サービスを提供できる
  • 売上の見通しを立てやすい
  • 商品やサービスの開発目標を設定しやすい

『マーケットイン』のデメリット

『マーケットイン』による3つのデメリット

一方、『マーケットイン』を採用することによるデメリットは、以下の3つが挙げられます。

  • 爆発的な売上・ヒットは見込みにくい
  • 他社が類似品を展開しやすく差別化が難しい
  • 自社のブランドイメージとの乖離も

『マーケットイン』のより詳しい内容に関しては、こちらのページをご覧ください。

『プロダクトアウト』とは?

自社の方針や技術力を優先して商品やサービスを開発・提供する『プロダクトアウト』

プロダクトアウト』とは、「自社ならではの独自性のある商品やサービスを開発し提供するマーケティング手法」のことです。

『プロダクトアウト』のメリット

『プロダクトアウト』によって生じる3つのメリット

『プロダクトアウト』を採用することによるメリットは、以下の3つが挙げられます。

  • 競合他社との差別化を図りやすい
  • 大ヒットすれば爆発的な売上が得られるかも?
  • コストを抑制できる

『プロダクトアウト』のデメリット

『プロダクトアウト』によって生じるデメリット

『プロダクトアウト』を採用することによるデメリットは、手法の性質上、受け手である顧客や消費者のニーズに合致するとは限らないため、売上が発生しなかったり、伸び悩んでしまう恐れが生じてしまう点が挙げられます。

『プロダクトアウト』のより詳しい内容に関しては、こちらのページをご覧ください。

『マーケットイン』と『プロダクトアウト』の違い

2つのマーケティング手法の4つの違い

マーケットインとプロダクトアウトの違いとしては、以下の点が異なります。

  • 開発についての『思想』
  • 開発の方向性
  • アプローチする『ニーズ』
  • 導入に適したタイミング

開発についての『思想』

「売れるモノを作る」or「良いモノであれば売れる」

マーケットインは「売れるモノを作る」という思想であるのに対して、プロダクトアウトは「良いモノであれば売れる」という思想である点が、違いの一つと言えます。

開発の方向性

「ユーザーのニーズを満たすモノ」or「作り手の独自性を活かしたモノ」

上述の『思想』に関連しますが、マーケットインは「ユーザーのニーズを満たすモノ」、プロダクトアウトは「作り手の独自性を活かしたモノ」という、開発の方向性・軸が異なります。

アプローチする『ニーズ』

「顕在ニーズ」or「潜在ニーズ」

マーケットインは顧客や消費者が認識できる「顕在化したニーズ」を対象にしますが、プロダクトアウトはまだ認識できていない「潜在的なニーズ」に対してアプローチする手法となります。

導入に適したタイミング

市場の「成長期」or「導入期・成熟期」

1950年にジョエル・ディーン 氏 が提唱した、製品の売上と利益の変遷を「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の4つに分類し、それぞれの段階に適した戦略を示した『プロダクトライフサイクル』

この理論に当てはめると、マーケットインは顧客や消費者のニーズを起点としているため、安定的な売上が予測できることから、市場の「成長期」に導入するのが効果的とされています。

一方、プロダクトアウトは開発する企業の独自性のある技術力やノウハウが起点となっているため、「導入期」もしくは「成熟期」に導入するのが効果的と言われています。

著名な「イノベーター」の2つの格言

ニーズに応えるだけでは画期的な商品やサービスは生まれづらい・・・

一般的なマーケティングの理論でみると「市場や顧客のニーズに根差したマーケットインが良い」と考えられますが、以下の著名な経営者(イノベーター:革新者)は『マーケットイン』に否定的な意見を持っています。

『マーケットイン』への否定的な意見:ヘンリー・フォード 氏

「もっと速い馬が欲しい」という格言で知られるフォード・モーター・カンパニーの創業者

アメリカ合衆国の自動車メーカーであるフォード・モーター・カンパニー(Ford Motor Company)の創業者ヘンリー・フォード 氏 は、主な移動手段が馬で自動車は富裕層の乗り物であった時代に、一般レベルの所得層でも所有できる自動車「フォード・モデルT(通称:T型フォード)」を販売し、自動車の普及・大衆化を促進しました。

そんなヘンリー・フォード 氏 は、有名な格言を残しました。

「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは『もっと速い馬が欲しい』と答えていただろう」

Wikipedia_ヘンリー・フォード 氏

移動手段の主流が「馬」であった当時の人に「何が欲しい?」と尋ねたとしても、多くが自動車を認識・想定していないため「自動車が欲しい」という回答は返ってきません。

これは「人間は自身が欲しいモノを本当の意味でわかってはいない」ということであり、つまり、顧客や消費者のニーズ(欲しいモノ)を理解し寄り添う『マーケットイン』には限界がある、ということです。

『マーケットイン』への否定的な意見:スティーブ・ジョブズ 氏

Wikipedia_スティーブ・ジョブズ 氏

Appleの共同創業者の一人であるスティーブ・ジョブズ 氏 も、『マーケットイン』に対して否定的な意見を持っていたことで知られています。

スティーブ・ジョブズ 氏 は、こんな言葉を残しています。

「顧客に何が欲しいかを聞いて、それを与えようとするだけではいけない。完成したときには、彼らは何か別の物を欲しがるだろう」

現状のニーズだけでなく「未来」にも目を向けたスティーブ・ジョブズ 氏

この言葉の意味するところは、顧客や消費者のニーズを追っても「時すでに遅し」というケースがあるため、人々が未来に求めるモノを「先取り」しなければならない、ということです。

実際にスティーブ・ジョブズ 氏 は、当時の人々が見たことも想像もしていない「iPhone」という画期的な商品を開発したことで知られています。

『マーケットインとプロダクトアウト』を解説したPDFデータを無料でプレゼント!『マーケットインとプロダクトアウト』を解説したPDFデータを無料でプレゼント!

ご希望の方は、上記画像のクリック先のメルマガフォームに「氏名」「会社名(もしくはフリーランスなど)」「メールアドレス」、
「お問い合わせ内容」欄に『マーケットインとプロダクトアウト』ホワイトペーパー希望、と記載して送信をお願いします。

25の心理テクニックをまとめたコンテンツを¥2,000で販売中!

副業ビジネス≪Webライティング≫で継続案件を勝ち取るために有効な『心理テクニック』を販売中!

株式会社SBSマーケティング

株式会社SBSマーケティングでは、BtoB(企業間取引)を中心にマーケティングや集客に関連したコンサルティングサービスをご提供させていただいております。

中堅・小規模企業様向けサービスはこちら


個人事業主&フリーランス様サービスはこちら

お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

お問い合わせイメージ

メルマガ登録で無料プレゼント!!ご登録はコチラから

マーケティングは試行錯誤を重ねる必要がありますが、リソースの制約などによって思うように時間をかけることはできません。

現状や課題、求める成果をお聞きしてマーケティングの確度を上げるために併走させていただきます。