目標達成や成功を望みながらも、無意識に自らが妨げようとする行動や思考パターンを意味する『セルフサボタージュ』。
主な兆候と「目標達成や成功」を自分で妨害してしまう要因、『セルフサボタージュ』という「悪循環」を断ち切るための方法について解説しています。
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『セルフサボタージュ』とは?

目標達成や成功を望みながらも、無意識に自らが妨げようとする行動や思考パターンを意味する『セルフサボタージュ』。
『自己破壊行為』や『自己妨害』などとも呼ばれる心理現象のことです。
主な『セルフサボタージュ』の兆候

目標の達成や成功、幸せを「台無しにする」言動や思考によって、自分自身で遠ざけようとする『セルフサボタージュ』の兆候・傾向としては、以下が挙げられます。
- 恋愛関係が良好な相手に「自分から別れ」を切り出してしまう
- 「良好な人間関係」を壊してしまう
- 仕事で成功しそうなのに「あえて失敗」してしまう
- 重要なタスクを「先延ばし」してしまう
- 「完璧主義」に囚われて躊躇してしまう
- 「過剰な自己批判」に陥ってしまう
- 「応援している政党」にあえて投票しない
恋愛関係が良好な相手に「自分から別れ」を切り出してしまう

日常生活での兆候としては、「恋愛が深まると、自分から別れてしまう」ことが例として挙げられます。
関係性が良好に深まっているのに、怖くなって距離を取ろうとしてしまう。
もしくは、「わざと好きでもない人」を選び、幸せを避けようとするのも、『セルフサボタージュ』に該当すると言えます。
「良好な人間関係」を壊してしまう

ほかにも、人間関係が良好に築けているのに、わざと相手を怒らせるような言動をとってしまうことも、『セルフサボタージュ』の兆候の一つです。
仕事で成功しそうなのに「あえて失敗」してしまう

ビジネスシーンでは、仕事が成功しそうになると「あえて失敗してしまう」ケースも兆候と言えます。
重要なタスクを「先延ばし」してしまう

自社内の重要なプロジェクトや、人事評価に大きく影響する目標に対して、「期限ぎりぎり」まで着手せず「先延ばし」してしまうスパイラルに陥るのも、『セルフサボタージュ』の例と言えます。
※ちなみに、簡単なタスクを「先延ばし」してしまう背景には、『ディヘイの法則』があると言われています。
「簡単な仕事はいつでもできると思って先送りしてしまう」という『ディヘイの法則』。タイムマネジメントへの活用法や陥らないようにするための方法などについて解説しています。
※ほかにも、時間的余裕があったのに、「先延ばし」して〆切ギリギリになってしまう『パーキンソンの法則』という心理特性もあります。
時間があっても締切間際まで時間がかかってしまう『パーキンソンの法則』。どういったメカニズムなのか、どう回避できるのかなどを解説しています!
「完璧主義」に囚われて躊躇してしまう

「完璧にできないのであればやらない」と、挑戦自体を放棄してしまい、自分自身でチャンスを潰してしまうのも、『セルフサボタージュ』の兆候と言えます。
※ちなみに、『完璧主義者』の詳細については、こちらのページをご覧ください。
過度に高い目標を掲げ、完璧を目指すための努力を惜しまない特徴を持つ人を指す『完璧主義者』。主な特徴やなってしまう原因、ビジネスシーンに及ぼすデメリットとメリット、解消する方法などについて解説しています。
「過剰な自己批判」に陥ってしまう

「自分には価値が無い」と過剰に思い込んでしまうことも、『セルフサボタージュ』に潜んでいます。
「応援している政党」にあえて投票しない

さらに、自身が応援している政党が選挙の際に「多くの議席を獲得して欲しい」と望んでいながらも、生じる変化を拒み「あえて投票しない」行動にも『セルフサボタージュ』が影響していると言えます。
なぜ「目標達成や成功」を自分で妨害してしまうのか?

この『セルフサボタージュ』の背景には、脳が無意識に自身を守ろうとする「防衛機制(プロテクション・メカニズム)」が作用することで、「目標達成や成功」を自身で妨害してしまうようになります。
そして、その防衛機制は、さまざまな心理的要因によって生じるとされています。
- 『セルフ・ハンディキャッピング(セルフ・ハンディキャップ)』
- 「コンフォートゾーン」を維持しようとする
- 「失敗すること」を恐れる
- 自分を「卑下する」
- 「ストレス」や「不安」を抱えている
- 『成功恐怖』
『セルフ・ハンディキャッピング(セルフ・ハンディキャップ)』

最もよくみられる『セルフサボタージュ』のパターンが、『セルフ・ハンディキャッピング(セルフ・ハンディキャップ)』です。
あらかじめ自分自身へ「不利になる条件」を故意に付与することで、失敗しても責任転嫁できるようにして、自尊心や自己評価を守ろうとする『セルフ・ハンディキャッピング(セルフ・ハンディキャップ)』。
この、失敗時に自身のプライドを傷つけないよう「予防線」を貼ることが、達成したい目標や成功を「台無しにする」というわけです。
※『セルフハンディキャッピング(セルフハンディキャップ)』の詳細については、こちらのページをご覧ください。
事前に自分自身へ不利になる条件を課すことで、失敗した時の言い訳を用意して自尊心や自己評価を守ろうとする『セルフ・ハンディキャッピング』。発生することで生じるデメリットとメリット、発生するメカニズムや克服する方法、ビジネスシーンにおける対応策などについて解説しています。
「コンフォートゾーン」を維持しようとする

『セルフサボタージュ(自己破壊)』することで、「失敗するかもしれない」というストレスを回避し、「コンフォートゾーン(居心地の良い領域)」に留まろうとするケースも見受けられます。
「失敗すること」を恐れる

過去のトラウマや失敗した経験から、「また同じ目に遭ってしまうのではないか」と予測して、自分自身を守ろうと「先延ばし」や「早々に諦める」といった防御的な回避策を取りやすくなります。
自分を「卑下する」

『セルフサボタージュ』は、自己認識と深く結びついています。
例えば、「自分は成功する・幸せになる価値は無い」と信じていると、「成功」や「幸せ」を受け入れることが不快に感じるため、成功する・幸せになるチャンスを回避しやすくなってしまうのです。
「ストレス」や「不安」を抱えている

『セルフサボタージュ』は、強いストレスや感情的な不安に直面しているタイミングで生じやすい傾向があります。
ストレスや不安にさらされていると、人間の神経は防御態勢に切り替わります。
すると「安全」を求めるようになり、物事を前進させずに先延ばししたり、回避しやすくなって進行を妨害するようになるのです。
『成功恐怖』

無意識のうちに自ら「成功」を避けてしまう心理現象を意味する『成功恐怖』。
『セルフサボタージュ』と混同しがちな概念として知られていますが、この『成功恐怖』は『セルフサボタージュ』を発生させる要因の一つになります。
『セルフサボタージュ』に陥る背景には、「失敗に対する恐怖」だけでなく「成功に対する恐怖」が潜んでいることが多くあります。
人間は無意識に「コンフォートゾーン」に留まろうとするため、「成功して注目される」「より高い責任を負う」ことを避けようと、自分でわざと失敗行動をしてしまう、というわけです。
※『成功恐怖』の詳細については、こちらのページをご覧ください。
無意識のうちに自ら「成功」を避けてしまう心理的傾向である『成功恐怖』。発生要因とメカニズム、発生例と克服するためのアプローチなどについて解説しています。
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この続きでは、『セルフサボタージュ』という「悪循環」を断ち切るための方法について解説しています。
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