『戦略』と『戦術』の違い
マーケティングの領域で耳にする『戦略』と『戦術』。感覚的には理解していても、意外と言語化できないかもしれません。
戦略とは、目標を達成するためのシナリオを設計し、その目標達成に必要なリソース(資源)をどう最適に配分するかを決めることです。「何をどのようにやるのか」という意志決定を行う領域とも言えます。
戦術とは、戦略を実行するための手段(=施策)を決め実行すること。実際の行動を実施する領域と言えます。
ちなみに、戦略がなくても目標を達成できることがありますが、それは偶然であることが多いため、再現性がないケースがほとんどです。
マーケティング戦術を考える際に有用な手法としては、『4P』が挙げられます。4Pとは、Product(商品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(価値訴求・販促)の4つの単語の頭文字をとったフレームワークです。
※『4P分析』の詳細に関しましては下記の記事をご覧ください。
4P~『何を』『いくらで』『どこで』『どうやって』~ マーケティング界隈でよく耳にする「4P」とは、1960年代前半にアメリカの経済学者であるジェローム・マッカーシーが提唱した、Product(商品)、Price(価格) …
なぜマーケティングの領域で「戦略」と「戦術」が必要なのか?
マーケティングの領域で「戦略」と「戦術」の違いを理解しておくと、「目的→手段」を理論立てて進めることができ、マーケティングアクションの成果を最大化することや「この施策進めていたけど、何のためにやっていたんだっけ?」という『事業会社内マーケターあるある』事象を防ぐこともできるので重要です。
ぜひ、御社のマーケティング戦略と戦術を明確にし、「目的→手段」の流れがブレないアクションをしていただければと思います。
戦略、戦術をより具体的に考える方法については、下記の記事をご覧ください。
BtoBマーケティングの手順・進め方の一例 BtoB領域の事業会社でマーケティングプランを立てる際、前年の方針や施策をベースに組み立てることが多いかと思いますが、しっかりと一定の根拠をもって戦略を立案し、それに基づいて戦 …
株式会社SBSマーケティングでは、戦略や戦術の立案などのサポートサービスを提供しております。
お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。
マーケティングは試行錯誤を重ねる必要がありますが、リソースの制約などによって思うように時間をかけることはできません。
現状や課題、求める成果をお聞きしてマーケティングの確度を上げるために併走させていただきます。