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バンドワゴン効果とは?
バンドワゴン効果とは、経済学者であるライベンシュタインが1950年の論文の中で提示した行動心理学の事象の1つです。
「バンドワゴン」とは行列の先頭を行く「楽隊車」を意味し、「みんなが持っているなら自分も欲しい」「世の中の流行に乗り遅れたくない」という心理が作用する、他者との同質化に対する願望が評価や判断材料、行動を促す事象です。
多くの流行やヒット商品にバンドワゴン効果が作用しています。
なぜ『バンドワゴン効果』が発生するのか?
『バンドワゴン効果』が発生する理由としては、古来から受け継がれている本能が関係していると言われています。
太古の昔は、一人一人個人ではなく『集団』で行動することが求められる環境でした。そのため人間には「集団に属していたい」という欲求である『帰属意識』が備わっており、『バンドワゴン効果』という心理事象はこの『帰属意識』に訴えかけるため、現代でも用いられるほど効力を発揮しているというわけです。
バンドワゴン効果の活用例
日常生活の中にバンドワゴン効果は溢れています。
長い行列ができている店を見ると、元々関心がなかったのに興味を持って並んでしまう、インターネットで買い物をする際、その商品のレビュー数や評価の高さといった情報を判断材料にして購入を決める。これらがバンドワゴン効果の例といえます。
政治(選挙)や投資、観光、飲食などでも見られる事象ですが、下記では、メディアを中心にバンドワゴン効果の具体例を見てみます。
- 新聞やテレビなどのマスメディア
新聞記事やテレビのワイドショーなどでもバンドワゴン効果は多用されています。
「今、若者に注目されている〇〇」「行列ができる〇〇」など取り上げられているのを目にすることが多いかと思います。
- Webメディアの比較サイトや口コミ、ランキングサイト
特定の商品やサービスに関する比較サイトや口コミサイト、ランキングサイトでも、バンドワゴン効果が現れています。
「このブランドの〇〇は口コミで評価が高いから買おう」など、意思決定の後押しになるケースがあります。
- サーチエンジンでの検索
サーチエンジンの検索表示順位は「アルゴリズム」によって決まっており、検索キーワードと関連性が高い、コンテンツとしての独自性が高くユーザーが時間をかけて閲覧している、また多くのアクセス数があるなど、検索ユーザーから評価を得ているコンテンツを上位表示する傾向があります。
なので、検索ユーザーにとって良質なコンテンツであれば目に留まる確率も上がり、多くの人に見られるようになります。SEO対策やコンテンツマーケティング施策を実施することで、バンドワゴン効果を誘発し、結果として検索順位を上げる可能性を高めるということになります。
- YouTube
Youtubeでは、コメント数や評価数、チャンネル登録者数が評価の対象になります。これらの数が多ければ、サーチエンジンのアルゴリズムのように「多くの人に指示されている動画」と見なされ、上位表示されやすくなります。そのため、あまり興味のないジャンルのコンテンツでも上位に表示されるケースがあるので、思わず「みんなが視聴しているのならおさえておこう」となり、結果的にコンテンツが拡散するということになります。
- SNS
わかりやすいのは「バズる」という現象です。
SNSに投稿したコンテンツ情報が短期間で話題になり、多くの人の注目を得ることを指します。「バズった」コンテンツは、「多くの人が注目しているのだから、自分もチェックしなきゃ」という心理が作用します。その結果、さらに多くの人の注目を集め、コンテンツが広がっていくことになります。また、TwitterやInstagramでフォローしている人が特定の商品やサービスに関する情報を投稿していると興味を持ちやすくなり、リンク先のページへ遷移するといった行動を促すケースもあると思われます。
このケースはインフルエンサーマーケティングに該当します。
- コンテンツのキャッチコピー
上記のメディアなどではこのバンドワゴン効果を活用する際にフックとなるキャッチコピーを用いています。「〇〇〇社の導入実績!」「人気No.1商品!」「〇〇%の満足度!」といったように、多くの人が利用している商品・サービスであることを「実績」で表現し信頼性を高めるキャッチコピーによって、バンドワゴンの効力を視覚・音声的に高めて購買行動を促すようになります。
最後に
消費者が商品やサービスを選択する際には、他人からの情報や評価の影響を受けます。
特に日本人の国民性として、他人の影響を受けやすい、他人と同様の判断や行動を選択するという思考が強いと言われています。
これは「同調圧力」と近しい心理作用と言えますので、バンドワゴン効果は日本人向きといいますか、より顕著に出やすい事象だと思われます。
※『同調圧力』の詳細については、こちらのページをご覧ください。
多数派が少数派に価値観を暗黙的に強制する『同調圧力』。なぜ発生するのか、メリットやデメリット、日本でよく見受けられる理由やビジネスへの応用について解説しています。
バンドワゴン効果を意図して発生させたい場合、何かしらの「カンフル剤」が必要です。
その場合、インフルエンサーマーケティングや広告を出稿するというのが、マーケティング施策として挙げられます。
(価値を提供できる商品・サービスであることが前提ですが)
とはいえ、カンフル剤を用いたバンドワゴン効果は一過性になりがち。
Web領域であれば、SEO対策を実施してじっくりサーチエンジンに馴染ませ、ターゲットを意識したコンテンツマーケティングを継続的に行い、その結果として自然発生的に『バンドワゴン効果』が発生した、という形になることが理想的だと思います。
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