ビジネスでも学術論文でも使える！消費者＆顧客に『刺さる』行動心理テクニック②

顧客や消費者の心理・行動メカニズムを理解することがマーケティングの成功への近道

商品やサービスを販売・拡販したいとき、どうしても『売り手目線』のメッセージを発信してしまいがちです。

その発信するメッセージの多くは『合理的』で『理論的』になりがちですが、消費者や顧客が商品やサービスを購入するときには、そういった合理的な判断だけでなく感情が動く『行動心理』が働くケースも多くあります。

人間は感情の生き物なので、行動心理学を知り、顧客・消費者の心理・行動メカニズムを理解すれば、より効果的なマーケティング施策を実施しやすくなります。

マーケターが知っておきたい行動心理テクニックを解説しています。

対比することで実際よりも差を大きく感じやすくなってしまう『コントラスト効果』とは！？

【発生する心理現象】
2つ以上の物事を対比させる際に、実際の差よりも大きな差として感じる。

商品の希少性と高級感によって購買意欲が高まる！？『ヴェブレン効果』

【発生する心理現象】
商品の価格が高い、手に入りにくい＝希少性が高いほど、周囲に見せびらかしたい・自己顕示欲を満たしたいという欲求が高まり購入意欲が増す。

限定的・希少性が高いモノに価値を感じて購買意欲が働く『スノッブ効果』とは！？

【発生する心理現象】
多くの人が所有していない特別なモノに対して価値を感じて、「他人とは違うモノが欲しい」という購買意欲が湧く。

知名度や認知度がアップし売上増につながる！？ポジティブな『確証バイアス』の活用方法

【発生する心理現象】
無意識に自身にとって都合の良い情報だけを取得し、不都合な情報を避けるようになる。

課題解決できたりニーズを高められる！？『カラーバス効果』

【発生する心理現象】
特定の物事を意識し始めると、その物事に関する情報が無意識に集まるようになる。

「ついで買い」や「クロスセル」を誘発する！？『テンション・リダクション効果』

【発生する心理現象】
商品やサービスの悩んだ結果、購入すると決めると緊張状態が解けて、追加で提案された関連するモノに対して警戒心が弱くなり、購入しやすくなる。

「〇〇しかない/〇〇もある」伝え方次第で印象が180度変わる！？『フレーミング効果』

【発生する心理現象】
同じ事象でも、伝え方や表現を変えることで相手に与える印象を変えることができ、その結果、意思決定にも影響を及ぼす。

たくさんの選択肢は機会損失を生み出してしまう！？『選択回避の法則（ジャムの法則）』

【発生する心理現象】
選択肢が多すぎると「間違った選択をして損をしたくない」という心理が働き、その中から決定する・選択することを避けてしまう。

無意識に購買意欲を高められる！？『プライミング効果』

【発生する心理現象】
あらかじめ受けた刺激（情報）によって、その後の判断や行動が無意識に影響される。

コロナ禍の日本で強まる『同調圧力（同調バイアス）』の良し悪しとビジネスへの応用

【発生する心理現象】
周囲の人々や面識のないSNSなどの多数の意見や、行動の「常識」や「普通」「ルール」という価値観を、少数意見に暗黙的に強制する。

わかっていてもやめられない！？『コンコルド効果』

【発生する心理現象】
わかっていても、いままで続けていた投資が無駄になってしまうからやめられない。

隠そうとするほど拡散してしまう！？『ストライサンド効果』

【発生する心理現象】
インターネット上に公開していた情報を隠蔽したり削除することで、かえってその情報が拡散し、不本意な周知を招いてしまう。

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